睡眠不足を補うためにできること
生活習慣や寝具を見直して睡眠の「質」を高める
十分な睡眠というのは、時間が長ければいいというわけではありません。私たちは眠っている間に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返していて、大切なのは最初の1~2回のノンレム睡眠時に深く眠れるかどうかです。つまり寝入ってから約3時間の間にアラプラス 深い眠りに達すれば、成長ホルモンがしっかり分泌されて脳もカラダも休ませることができると考えられているのです。
そのためには、就寝や起床の時間を決めて規則正しい生活を心がけることが大切です。眠る直前までパソコンやスマートフォンなどの画面を見ないようにする、暴飲暴食を避ける、就寝の2~3時間前にお風呂に浸かって体を温める、朝目が覚めたらしっかりと朝日を浴びる、といったことを心がけましょう。
また、睡眠時間そのものを快適にするために、寝具を見直してみるのも効果的。自分の体型や寝るときの姿勢、クセなどに合った枕や敷き布団、掛け布団などを選ぶことで、睡眠の質がぐっと高まることがあるのです。
市販の睡眠薬を飲む、病院で治療する
寝つきが悪い、途中で起きてしまう、早くに目が覚めてしまう、などの不眠症状に応じて、睡眠薬の使用が効果的な場合もあります。また、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬なども使用されることがあります。
治療に用いられる睡眠薬は進化を続けており、最近は脳の神経活動を抑えたり、筋肉を緩めたりするような薬ばかりではありません。しかし、一般的に睡眠薬は用法や用量を守らないと危険なものという印象があります。
睡眠薬を飲むと「ふらつきやすくなる」「薬がやめにくい」といった作用があるのも事実。実際に、服用していた睡眠薬をいっぺんに中止すると、リバウンドで不眠が悪化することがあるのだとか。そのため、睡眠薬による不眠の治療をためらう人も少なくないというのが現状です。
サプリで睡眠の「質」を高める
「明日の朝は早いから早く眠らなきゃ!」と考えれば考えるほど眠れなくなる。そんな経験は誰にでもあるはず。実は眠るためには心を鎮めることが大切です。
ぐっすりと眠るには、眠りにつながる成分を摂ることが大切です。たとえば、神経の興奮を抑えるGABAやセロトニンを増やしたり、体内時計に働きかけるメラトニンを増やしたり、ストレスホルモンの分泌量を減らす成分を摂るといったことが効果があると考えられています。
現在、睡眠をサポートする成分はたくさんあり、それらの成分を多く含むサプリメントの人気が高まっています。日本人の多くは睡眠に問題を抱えているのですが、睡眠薬を飲むのはちょっと怖い。その点、サプリなら手軽に摂れてしっかりと快眠をサポートしてくれるというのが人気の秘密といえそうです。