自律神経は不眠に関係している?
人間の体には複数の神経が通っており、自律神経が乱れると心や体に支障が出てしまいます。自律神経は私たちの意識とは関係なく24時間働き続けています。呼吸や内臓の働き・代謝・体温などを調整するために重要な役割を担っていますが、昼活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜リラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。この2種類の神経の動きによって心や体の調子が変わってしまいます。副交感神経が優位の時は、血圧が下がって心拍数は減少、瞳孔は小さくなり、心と体が休んでいる状態です。交感神経が優位の時は、血圧が上がり、瞳孔は大きくなり、心と体の興奮状態となります。
心と体を休ませる副交感神経がうまくバランスを取れていればいいのですが、そのバランスを崩した時に心身に支障がでて睡眠障害となります。自律神経の乱れは色んな所に影響を及ぼし、不安や緊張の高まり、吐き気、だるさ、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、めまい、多汗などさまざまな症状が重なってしまう場合もあります。
自律神経の調整に効果が期待できる成分として、カルシウムがおすすめです。カルシウムは神経の伝達に重要な役割を果たしているので、牛乳や小松菜などカルシウムを含んだ食品やサプリを積極的に取りましょう。