セルフケア
睡眠障害の改善には、緊張や興奮の神経である交感神経のスイッチを切り、リラックスの神経である副交感神経のスイッチを入れることが大切です。このスイッチの切り替えをうまくする必要があります。交感神経を緊張させてしまう要素は、ストレス・カフェイン・香辛料・寝る前の視覚的刺激・生活リズムの乱れです。睡眠障害と決別するためにはこの要素を排除する必要があります。
不眠の方の大半は、悩みなどの思考が止まらずに考えこんでしまうので、脳が覚醒してしまう傾向があります。こんな時には次々と生まれてくるネガティブな思考を断ち切り、呼吸を整えることだけに意識を集中してましょう。思考が次々と邪魔をしますが、それにとらわれずに受け流すように呼吸していくと、知らない間に眠れていることがほとんどです。うまく呼吸ができない場合には、ヨガの呼吸法を勉強してみてください。ヨガの呼吸法の基本は、鼻から吸って鼻から吐くこと。鼻呼吸は、より多くの酸素を身体に取り込めるとされています。
また、アラームなどのためにベッドに持ち込みがちなスマートフォンは要注意です。ブルーライトが目に入ることで脳を刺激し、視覚から入ってきた情報でさらに刺激を受け、脳が覚醒します。就寝前にスマートフォンを見ることは厳禁です。