もしかして、更年期障害?
気づかない方が多いのですが、不眠は更年期によくある症状の一つです。「なかなか寝つけない」「夜中に汗をかいて目が覚める」「朝早く目覚めてしまう」「眠りが浅くて何度も目が覚める」などの症状が急に現れることあります。女性ホルモン分泌の急激な低下により、自律神経が不安定になることで睡眠をつかさどる脳が影響されて不眠になると考えられています。また、更年期特有のからだの変化・家庭や仕事の環境変化による抱えるストレスが、不眠の原因になっているともいわれます。
さらに、ほてりや発汗といった血管運動神経症状が寝ている間に起こることで、睡眠が妨げられてしまうこともあります。不安や抑うつなどの精神症状に伴い不眠が生じることがあり、心理社会的なストレスが原因となる場合もあります。一般男性に多いとされている睡眠呼吸障害ですが、閉経後の女性で増加しています。プロゲステロンやエストロゲンの生産減少が関連しているそうです。このように更年期の不眠の原因は複雑なので、更年期ではなく歳を重ねること自体が不眠の原因となっている場合もあります。不眠が続くようであれば、快眠サプリなどを一度試してみるのも良いでしょう。ただし、適切な対処を正しく行うためにも、症状の進行に悩んだら医師に相談しましょう。