適度な運動が大切!

睡眠と運動には深い繋がりがあります。運動には睡眠を促進する効果があります。また、睡眠をとることでより効果的に体を動かして運動ができます。
睡眠には脳と体にかかるストレスや疲労を回復させる働きがあるため、体を健康な状態に保つことはもちろんのこと、メンタルヘルスの向上に繋がっています。家事や仕事などの効率を大幅に上げたい時、スポーツのパフォーマンスアップには睡眠と運動のバランスを意識して取り組むとよいでしょう。

定期的に運動する習慣がある人ほど不眠の方が少ないという統計的な結果が出ています。睡眠には一定の決まったサイクルがあり、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が約90分周期で交互に入れ替わり、人間の体を回復させています。定期的な運動をする方は、中途覚醒の回数が減少するため、安定した深い睡眠がとれるのです。疲れにより寝つきが良くなり、より深い睡眠がとれるようになります。

疲れているはずなのに眠れない場合は、神経が興奮して休まっていない状態に陥っています。そんな時は軽く有酸素運動を取り入れてみるとよいでしょう。体を動かすことで呼吸が深くて活発になるため、疲労回復効果を期待できます。何もせずに体を休めるだけの完全休養では20~30%の疲労回復に対し、体を動かしてから休む積極的休養では70~80%の疲労回復が示された研究結果も存在しています。